会員各位
神奈川県地方部会
「日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医」委嘱のための講習会のお知らせ
 
 仲冷の候、先生におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、平成17年から始まりました、「日本耳鼻咽喉科学会 補聴器相談医」の委嘱のための講習会(講義、実習)のご案内をいたします。
 新規に補聴器相談医委嘱を希望される方と、すでに補聴器相談医になっておられ、更新のために受講を希望される方とに分けて説明します。
 補聴器相談医制度についての詳細は、下記アドレスの日本耳鼻咽喉科学会のホームページ内に掲載されておりますので、ご参照ください。http://www.jibika.or.jp/members/nintei/hochouki/index.html
 
(T)新規に補聴器相談医委嘱を希望される方
  T-(1) 今回新規に受講を申し込む方は、下記I-(2)〜(4) の説明をお読みいただいた上で、講義(6時間)と実習の両方の受講申し込みを 最後のページの申込用紙でFAXしてください(神奈川県地方部会宛、045-241-1464)。
  T-(2) 所沢の「補聴器適合判定医師研修会」をすでに受講され、その資格で補聴器相談医新規委嘱の推薦を希望される先生方は、最後のページの申込用紙に必要事項を記載してFAXしてください。平成31年2月に推薦いたします。(所沢の講習会の受講歴は、補聴器相談医の新規委嘱時のみに有効ですが、更新の資格にはなりません。)
  T-(3) まだ、専門医をお持ちでない先生方で、専門医取得以前に補聴器相談医の講義や実習の受講を希望される場合は、後述する、「講習会や実習の有効期限」の項目をよくお読みになって、受講有効期限内に専門医が取得されるように計算した上で、FAXで申し込んでください。
  T-(4) すでに講習会もしくは実習の片方を受講し、今年度に残りを受講予定の先生方は、残りの受講の申し込みと、平成31年2月の補聴器相談医推薦希望の旨をFAXしてください。
     
(U)すでに「補聴器相談医」になっていて、更新のために講義を受講したい方
  U-(1)年度別に講義を受講すべき年度を確認してください。
  U-(2) 更新の時期
平成25年度4月委嘱または更新 → 平成31年4月更新 1月20日締切り(予定)
平成26年度4月委嘱または更新 → 平成32年4月更新 1月20日締切り(予定)
平成27年度4月委嘱または更新 → 平成33年4月更新 1月20日締切り(予定)
平成28年度4月委嘱または更新 → 平成34年4月更新 1月20日締切り(予定)
平成29年度4月委嘱または更新 → 平成35年4月更新 1月20日締切り(予定)
平成30年度4月委嘱または更新 → 平成36年4月更新 1月20日締切り(予定)
  U-(3) 更新の方法
更新までの委嘱有効期間の6年間に下記のいずれかの講習会を3回受講する必要があります。
●日耳鼻専門医講習会補聴器実技講習
●日本聴覚医学会補聴研究会
●身体障害者福祉医療講習会
地方部会主催更新のための講習会(当地方部会では開催していません)
  U-(4) ★ 上記の講習会を3回受講できなかった場合
下記の「地方部会主催委嘱のための講習会」の実技を除いた講義(6時間)をすべて受講することで更新できます。ただし更新前3年間有効です。
  有効となる委嘱のための講習会
平成25年4月委嘱・更新 平成28, 29, 30年12月
平成26年4月委嘱・更新 平成29, 30, 31年12月
平成27年4月委嘱・更新 平成30, 31, 32年12月
平成28年4月委嘱・更新 平成31, 32, 33年12月
平成29年4月委嘱・更新 平成32 ,33, 34年12月
平成30年4月委嘱・更新 平成33, 34, 35年12月
平成31年4月委嘱・更新 平成34, 35, 36年12月
 ★平成25年4月に相談医になられた先生方で、平成28, 29年のいずれかの年の12月の講義(6時間)を1回受講された方は、もう更新の条件を満たしています。未受講の先生方は、今回の12月2日(日)の講義を是非受講してください(平成25年委嘱の方には更新のための最後のチャンスです)。
 平成25年4月に委嘱の方の中で、すでに更新の条件を満たしている先生方は、「認定年度別の相談医リスト」のご氏名の前に「F」と印しています。全国学会の必要講義を受講されたかどうかの日耳鼻からの情報はまだ届いていませんので、ご自分で受講証明書等を確認して、FAXや電話で地方部会にお知らせください。「F」の印の無い先生方は、今回の12月2日(日)の講義を是非受講してください。
 平成25年4月に補聴器相談医に委嘱された方の更新の申請は、平成31年1月20日に締め切り、平成31年2月に地方部会から日耳鼻に推薦されます。
 更新の際には、日耳鼻の指示で、3000円の更新料が必要となります。まず、更新の条件を満たした先生方に、12月中に、地方部会の口座番号情報を記したお手紙を郵送いたしますので、締め切りの平成31年1月19日までに振込をお願いいたします。

 
「日本耳鼻咽喉科学会 補聴器相談医」委嘱のための資格
   (1) 日本耳鼻咽喉科学会認定の耳鼻咽喉科専門医であること
 (2) 補聴器に関する診療(適応決定および効果確認)と相談に
   積極的に参加する意志があること
 (3) 下記のいずれかの経歴があること
   a. 補聴器適合判定医師研修会受講者(厚生労働省主催・日耳鼻後援)
   b. 地方部会が行う「日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医」委嘱の
     ための研修会受講者(研修会カリキュラムは別に定める)
上記(3)-b の講習会と実習は下記日程で予定しております。
 
 受講希望の方は会場の都合もありますので、11月16日(金曜日)までにFAXでご返答ください。(申込者全員が受講可能ですので、申し込みに対してのお返事や受講案内はしませんので、当日、直接会場にご来場ください。キャンセルの場合は、早めにご連絡下さい)
 
(1)平成30年12月2日(日)に6時間の講義(10:00-12:00, 13:00-17:00)
  講師:佐野肇先生(北里大)、杉尾雄一郎先生(関東労災病院)、
   大氣誠道先生(横浜市)
(2)平成31年1月20日(日)に実習(10:00-12:20)
  実習指導:補聴器普及委員、福祉医療委員、日本補聴器販売店協会員、
     その他

受講料: (1)5000円、(2)7000円 (事務手続きを簡略化するため、両方受講予定の先生方は、12月3日にまとめて徴収させていただきます)
いずれも神奈川県総合医療会館(伊勢佐木長者町)で開催します(12月2日は7F講堂または1、2F会議室、1月20日は1,2F会議室を予定しています)。
実習時に補聴器特性測定装置、耳型採型様の充填器具や充填材を販売店協会から有料で借り出さなくてはならず、また、傷害保険料、認定証配送料、講師謝礼等を含めてこの受講料設定になりました。 なお、本講習会の講義は、新専門医制度における耳鼻咽喉科専門医領域講習対象となります。単位は2単位となります。開始5分以降の入場および途中退出はできません。
   
  (認定証更新の資格)前述していますが、再度記載します。
 相談医の推薦は、新規、更新ともに毎年1月20日締め切りで、各地方部会から日耳鼻本部に対して2月に行われます。更新のために先生方に講習会を受けていただく場合、前述および下記の全国規模の講習会にコツコツ出ていただき、合計で6時間分にしていただくか、地方部会主催の12月に行う委嘱のための講習会(6時間)を受けていただく必要があります。委嘱のための講習会を更新のために受講する場合には、期限が切れる年の3年前、2年前、前年のいずれかの12月の講習会(6時間)を受けていただくと、更新のための推薦ができる、ということです(実習の受講は必要ありません)。ご自身の認定証の有効期限をご確認していただき、逆算して講習会の受講年を決めてください。
 (尚、認定証更新時は、補聴器適合判定医師研修会受講歴は、資格として使えません。
以下の講習会(一つが2時間分)を6年間に合計6時間以上受講すれば更新資格を取得できます。

@ 専門医講習会の補聴器実技講習
A 身体障害者福祉医療講習会
B 日本聴覚医学会補聴研究会
C 各地方部会が開催する補聴器相談医更新のための講習会(当地方部会では開催していません)
 (それぞれ2時間分とする。ただし、地方部会が行う新規相談医委嘱のための講習会を更新のために受講することができる。)

  (講習会や実習の有効期限)
  (1) 専門医をすでに取得している先生が、講習会と実習を同じ年度に受講していただいた場合は、その年度に推薦をさせていただき、4月付けの認定証が交付されます。
  (2) まだ、専門医でない先生方が、今回早めに講義や実習を受講された場合、講義や実習を受講した有効期限は3年ですので、受講の有効期限が切れないうちに専門医を取得するようにご注意ください(専門医未取得の先生方は、専門医取得年度末の2月の補聴器相談医推薦時に専門医番号が記載できる状態でなくてはなりません。)
  (3) 講義や実習を別な年度にずらして受講された場合は、講義や実習を受講した有効期限は3年ですので、推薦の時期から逆算して3年以内に講義と実習の両方の受講が完了するようにご注意ください。この有効期限の3年間は、厳密に計算しなくてはならないとの通達ですので、推薦の時期までに3年以上経過していてはいけない、とのことです。今年度に講習会もしくは実習の片方を受講された場合、残りを来年度または再来年度に受講していただかないと有効期限が切れることになります。どうぞご了承ください。
   何か疑問点のある先生方はお問い合わせください。
     
 
平成30年10月  
   
日本耳鼻咽喉科学会神奈川県地方部会会長   沖久 衛
担当副会長  星川智英
担当常任理事   小河原 昇
補聴器普及委員会委員長 
・補聴器キーパーソン
 長原太郎
福祉医療委員会委員長   後藤 領
*ご質問等ございましたら長原(FAX 045-622-4177, tnagahar@fantasy.plala.or.jp)までお願い申し上げます。

<事務局>
 日本耳鼻咽喉科学会神奈川県地方部会  伊藤
 E-mail :e-ito@kanagawa.med.or.jp
 TEL  :045−241−7000
 FAX  :045−241−1464

※講義受講の際は、会館の周辺に飲食店が少ないため、昼食を持参された方が良いと思われます。

 


日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医認定のために地方部会等が行う
講習会カリキュラム
 
講習会カリキュラムは、講義6時間、実習2時間とし以下の内容を含むこととする。
 
講 義
1.聴覚検査と補聴器(45分)
  適応決定のための検査、補聴効果予測とフィッティングのための検査
2.補聴効果の診断(45分)
  問診、適合評価
3.補聴器の種類と機能(45分)
  外観(挿耳形、耳掛形)、増幅法(リニア増幅、ノンリニア増幅)、
最大出力制限、音質調整、雑音抑制
4.フィッティングのための調整手段(45分)
  最大出力制限、音質調整、雑音抑制、音響的調節(イヤモールド、フック、ベント)
5.最新の補聴器とその価格(45分)
  新しい機能、低価格の機種と高価格の機種
6.装用指導(45分)
  使用法と指導、使用者の不満と対策
7.福祉医療と相談(45分)
  身体障害者福祉法と補聴器の公的給付、認定補聴器技能者との連携
8.関連法規(45分)
  薬事法、特定商取引法
 
実 習
1.補聴器特性測定(60分)
2.耳型採型(60分)
 
講習会で受講者が獲得する目標は以下の通りとする。
1.補聴器適応を決定する。
2.所有補聴器が役立つか否かを判断する。
3.使用者が補聴器に不満なため、認定補聴器技能者などに質問し、また機種の
  再検討や再調整を依頼する場合に知っておきたい、関連する知識を得る。
4.補聴器特性測定と耳型採型を実際に体験する。
 
 
申込書のダウンロードはこちらから
 

(C) 2009 日本耳鼻咽喉科学会神奈川県地方部会 All rights reserved