2008年12月中旬、2日間にわたるメニエール病の学術集会の招待講演で、イタリアの水彩が実現した。雨上がりの出発当日、アルノ川沿いのカラフルな町並みをスケッチした。丁寧な補修と厳しい色の管理で、古い町は宝石のように輝いていた。寒風で体調を崩し、発熱と吐き気で苦しい帰国の旅となった。
高橋 正紘 これまでの表紙