第13回日耳鼻神奈川嚥下研究会
     
  標記の研究会を下記の日程にて、嚥下研究会を開催いたします。嚥下障害の対応には、多職種連携と正しい知識の普及が必要です。お誘い合わせのうえご参加ください。皆様の参加をお待ちしております。
 
  日時:平成 24年7月8日(日) 13:00〜16:40
場所:神奈川県総合医療会館 7階講堂
〒231-0037 横浜市中区富士見町3−1  (045)241‐7000
 
  対象:医療関係者
定員:300名
会場整理費:1000円(当日お支払いください)

 
 
  13:00〜13:05
 
開会の挨拶 大和徳洲会病院耳鼻咽喉科 廣瀬 肇
   
  13:05〜14:05
  座長:齊藤医院 齊藤 彰
  基調講演『平穏死のすすめ』
特別養護老人ホーム芦花ホーム 石飛 幸三
   
  14:15〜14:45
  座長:太田総合病院 太田 史一
  『わかり易い嚥下のメカニズム』
西山耳鼻咽喉科医院 西山 耕一郎
 
  14:50〜15:30
  座長:横浜市民病院耳鼻咽喉科 稲垣 康治
  『ベットサイド評価を突き詰める』
湘南病院リハビリテーション科 粉川 将治
  急性期病院ST編&老健ST編
グレースヒル湘南リハビリテーション科 宮内 辰也
 
  15:40〜16:10
  座長:聖隷横浜病院耳鼻咽喉科 大田 隆之
  『嚥下食について』
聖隷横浜病院栄養科 石野 智子
 
  16:15〜16:45
  座長:東海大学耳鼻咽喉科 杉本 良介
『ベットサイドでの対応法』
東海大学看護部 加賀田 真弓
 
 
閉会の挨拶 横浜療育医療センター 大石 公直
 
基調講演「平穏死のすすめ」
特別養護老人ホーム芦花ホーム 石飛 幸三
  私は外科医として約半世紀「なに、手術を受けない、命を粗末にするのか」と偉そうに患者を煽って来ました。しかし自分も歳を取って来ると確実に体は衰えて来ました。自然の摂理です。医療はどこまで老衰に介入すべきか身をもって限界を感じて来ました。治すとは何なのか、高齢社会を迎えるに当たって今まで自分が医者としてやって来たことを振り返って、人生の最終章における治療行為の意味を考え直す必要を感じました。丁度そこへ特別養護老人ホームの常勤医への就職口です。転身してそこで見たものは老衰にどこまでも介入する医療の実態でした。
 本来の自然な最期が平穏なものであるのに、もし延命処置をすることが状態を乱すことになるとすれば、それは何なのか。むしろ「しないこと」の方が安らかなものだとすれば、そちらが本人を保護することになりはしないのか。今の時代の「すること」だけが「保護することになると思うのは、一方的な思い込みではないのか、何もしない自然な最期も「平穏死」と名づけて、「免責される概念」として普遍化できないのかと考えたのです。講演ではそれが芦花ホームでどのように実行されたか、その模様をお話ししたいと思います。
 
 
医師以外の皆様の参加を歓迎いたします。
主催 日本耳鼻咽喉科学会神奈川県地方部会嚥下委員会
 
 
     

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